こんにちは。システムインテグレーション部の松田です。
皆さま、仕事にプライベートにと多忙に多忙を極めていらっしゃるかと思いますが、
ご自身のスケジュールをどのように管理されていますでしょうか?
カレンダーやタスク管理などスケジュール関連のアプリをスマホに入れて
管理されている方も多いと思いますが、今回は『Trello』をご紹介させて頂きます。
Trelloって?
Trello(https://trello.com/)とは、Fog Creek Software 社提供のタスク管理ツールです。
PCではWebサービスとしてブラウザから利用しますが、
iPhone や Android アプリも提供されていて何処に居ても利用することができます。
ちなみにFog Creek Software 社の設立者は、
ソフトウェア開発チームの質を採点する“ジョエルテスト”で知られているJoel Spolsky氏です。
タスクを1枚のカードとして作成し、進捗ごとにToDo、Doing、Doneなどといったエリアに
そのカードを張り替えるようにして管理していきます。
プロジェクトルームや会議室にあるホワイトボードで、
タスクを書いた付箋を進捗に応じて張り替えていくイメージ
(まさにアジャイル開発で用いる『かんばん』)でしょうか。
詳しくは後述させて頂きますが、こんなイメージです。
使い始めるにはどうするの?
Trello のホームページ(https://trello.com/)や、ログイン画面(https://trello.com/login)からアカウントをまず作成するか、
Google アカウントがあればログインするだけです。
Googleアカウントを使用してのログインが初めての場合は承認してあげてください。
それでは実際に使っていってみましょう。
Board、List、Cardを作る
色んな使い方ができるとは思いますが、このような感じが代表的な使い方なのではないでしょうか。
- Borad:プロジェクト単位で作成
- List:進捗単位で作成(ToDo / Doing / Done)
- Card:タスク単位で作成
何はともあれBoard が無いと始まりませんので、まずはBoard を作成します。
実際の会議室に当てはめるとホワイトボードに当たります。
このBoard作成時にアクセス制限が“public”になっていると一般公開されてしまうのでご注意ください。
Board を作成した時点でToDo、Doing、Done のリストが作成されていますので、
もうこれだけでもすぐに使い始めることができそうですね。
続いてList(ToDoなど)の中にCardを作ります。
List内の『Add a card…』をクリックしてCardの名前を入力します。
『Add』ボタンを押せばCardが作成されます。
あとはこの作成したCard を進捗に応じたListに張り替えていきます。
画面上の操作ではドラッグ&ドロップするだけなので、まさに付箋をホワイトボード上で張り替えるような感覚です。
タスクが終了したCard を Done に移動するだけだと、
Done のList がいっぱいになってしまいますので、最後はアーカイブさせます。
アーカイブさせたCard はMenu の Archived items で確認できます。
List の構成を工夫することで、さらに効率良く管理していくことができるのではないでしょうか。
どのようなList を作れば良いか管理したいBoard ごとに考えてみては如何でしょうか。
Cardの中身
Card はList を移動させるだけのものではなく、Card自体の中身を利用することができます。
Card をクリックすると下記のような画面が表示されます。
作業進捗を管理するためのChecklist などチームで利用する場合には必須の内容が含まれます。
チームで使う
複数人で1つのBoard を共有することもできます。
これによりプロジェクトのタスク、進捗管理にも用途が広がります。
ここでこそTrelloの本領が発揮される場面ではないのでしょうか。
メンバーの追加は画面右の『Add Members…』から行います。
profie の username に表示される名前を入力して追加したいメンバーを検索します。
メンバーが追加されたら、あとはチームで1つのBorad を運用していくだけです。
これで誰が何処に居てもメンバー同士の進捗を共有し、効率良くタスクを管理していけるのではないでしょうか。
iPhoneアプリや Androidアプリを利用すれば、スマホ経由でまさに場所を問わず情報を共有できますし、
他のチームメンバーが更新した情報はプッシュ通信によってメール通知されますので、共有情報を取りこぼすことも防げるでしょう。
ちなみにAndroidアプリの画面はこのようなイメージです。
最後に
何よりもTrello はインストール不要ですぐに使い始めることができるのが大きな魅力ではないでしょうか。
Google アカウントをお持ちの方でしたら、それこそ2クリックほどで利用可能です。
何かと不器用な私ですが使い始めて10分もせずに使いやすさを実感できました。
騙されたと思って一度使ってみては如何でしょうか。